青年期
青年期といえば、デッサンしながらバカ話してたな~これもまた楽しかったなー
青年期といえば、デッサンしながらバカ話してたな~これもまた楽しかったなー
私が入学した高校は岡山県立総社南高等学校という学校で、普通科の中に5つのコースが設定されており、私はその中の「美術工芸コース」というコースを選択しました。勉強だけに費やす青春というのも悲しいものですし、好きな絵で自己表現して、楽しく高校ライフをエンジョイできたらいいな~と思いながらの選択でした。「おそらく、俺が一番うめえ!」とそのコースを選択する前から自信満々でしたが、実際は、そんな甘いものではありませんでした。
いままで、自分が描いてきた絵は、漫画の絵でしたが、ここで行う絵というのは、「デッサン(見たままを描き写す訓練)」のことだったのです。通常、子どもが絵を描く時、ものの形を輪郭線でしか描きません、色に関していえば、水は青、金属は灰色、太陽は赤、など、既成概念でものを描いていきます。それに対し、デッサンというものは、モチーフの重量感・質感・空間などの要素を総合的に把握し、表現していきます。絵を描き始めて間もない私にとっては、これらを意識しながら描くというのはかなり難しいことでした、リンゴ一個描くのも、かなりの苦戦を強いられていました。このデッサンというものは、描けば描くほど奥の深いものだな~と思わされました。自分では上手く描けたと思っていても先生に批評してもらうことで、「あ~、ここが足りなかったのか」とか「ここを意識しすぎたせいで、あそこが見れていなかった」とか、なかなか満足できるものが描けませんでした。
しかし、楽しかったですね! 作品について友人と批評しあったり、上手い奴の作品をみては刺激を受けたりして…たまに先生に作品をボッコボコにけなされたり…、ひとつひとつが今の自分の一部になってるのでしょう、デッサンはあらゆる視覚表現の基礎だと思っております。
ここで、絵を描くときに一番勉強になると思われるモチーフをご紹介します。石膏像といわれるものです。真っ白な像です。このモチーフの利点は、光の流れによる立体の成り立ちを色に惑わされずに追求できることです。絵を描く上でもっとも基礎的な部分を鍛えるにはもってこいです。この石膏像と向き合っていた時間の長さは私の高校3年間の時間の中でもかなりの割合を占めているはずです。かなり充実した時間でした。高校時代は女の子よりも、この石膏像に恋してたといえましょうか(笑)
この石膏デッサンをするために必要なものが木炭用紙・画用紙・鉛筆・木炭etc…、高校生のお小遣いで払うには厳しいものでした、にもかかわらず、私は作品が上手くいかないと、すぐにそれを放り出してしまう悪癖がありました、描いては失敗し、新しい木炭紙をとりだしては、また失敗し、を繰り返していましたので、その日の昼食代にも事欠くということもしょっちゅうでした。それだけではなく、木炭も高い金出して買ったのに友人のうっかりミスで足で踏み割られたり…今となってはいい思い出です(?)が。
しかし、この石膏デッサンはいまでも、苦戦しますね、良いものを描こうと思ったら、やはり、まだまだ修行が足りませんね~、その当時も先生の批評をもっと、真摯に受け止めればよかったのですが、先生の言うことに反論ばっかりしてましたから、いつまでたっても上手くなれませんでした…反省。まあ、大事なのはこれからですよね?!見ててくださいねー先生!
2011年8月15日 総社南高校に、友人の菱川と行って参りました。
卒業してから10年以上経っています。
校舎の中や、美術教室を見て周りました、あの頃と変わらぬ油絵の具の匂いや真っ白な石膏像が暖かく出迎えてくれました。
帰りに、あの頃よく通ったラーメン屋さん「のんきぼう」に行きました、味が全然変わってなくて美味しかったです(お店の場所は変わってましたが・・)。
その後、備中国分寺の方へ立ちより、そこから高校時代からの別の友人へ久しぶりに電話すると、あの頃と変わらぬ口調で、楽しく会話をしました。
今も元気な友人達に囲まれて、楽しい1日でした。