マニエリスム -The Mannierism-
あのピカソも多大な影響を受けています
あのピカソも多大な影響を受けています
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マニエリスム (Manierisme;Mannerism) とはルネサンス後期の美術で、イタリアを中心にして見られる画風の傾向を指す言葉です。
美術史の区分としては、盛期ルネサンスとバロックの合間にあたります。イタリア語の「マニエラ(maniera:手法・様式)」に由来する言葉です。
ミケランジェロに代表される盛期ルネサンスの功績は圧倒的であって、芸術は頂点を極め、今や完成されたものだと考えられていました。ミケランジェロの弟子G.ヴァザーリはミケランジェロの「手法(マニエラ maniera)」を高度の芸術的手法と考え、マニエラを知らない過去の作家に対して、現在の作家が優れていると説いたそうです。その結果、16世紀中頃からのマニエリスム期には、ミケランジェロの「マニエラ」を変形させて用いた作品が特徴的であります。例えばシスティーナ礼拝堂の壁画「最後の審判」に見られるような、曲がりくねり、引き伸ばされた人体表現が多用されました。盛期ルネサンス芸術の明快で調和の取れた表現とも、バロック芸術の動感あふれる表現とも異なった特有の表現が取られています。
盛期ルネサンスまでの芸術作品は教会や広場など公共施設に置かれることが多いですが、マニエリスム期の作品の多くは宮廷などの閉じたサークル内で鑑賞されたようです。
日本では、大原美術館でエル・グレコの作品を鑑賞できます。